最終確認日: 2026年10月12日(BLひろば編集部が、BL作品の紹介文での一般的な使われ方をもとにまとめた解説です)
要点:BLの「攻め」は2人のうちリードする側、「受け」は受け身の側を指します。「左・右」「上・下」「トップ・ボトム」「タチ・ネコ」は同じ役割の別の呼び方で、「A×B」と書いたら左のAが攻め、右のBが受けです。性格の強さや体格で決まる言葉ではありません。
攻め・受けとは
攻め(せめ)は、BLのカップルのうち恋愛や関係を能動的にリードする側のキャラクターです。受け(うけ)は、その相手で受け身の側のキャラクターです。作品の紹介文やあらすじでは「攻め×受け」の順に書くのが慣例になっています。
「攻受」と2文字で書くこともあり、「せめうけ」と読まれます。2人の役割をまとめて「立ち位置」と呼ぶこともあります。
左右・上下・トップ/ボトム・タチ/ネコの違い
どの言い方も、指している役割は攻め・受けと同じです。違うのは、使われる場面です。
| 呼び方 | 攻め側 | 受け側 | よく使われる場面 |
|---|---|---|---|
| 攻め・受け | 攻め | 受け | BL作品の紹介文・感想・レビュー全般 |
| 左・右(左右) | 左 | 右 | 「A×B」の表記、SNSでの短い言い方 |
| 上・下 | 上 | 下 | SNSでの短い言い方 |
| トップ・ボトム | トップ | ボトム | 英語圏のファンや、海外作品の紹介 |
| タチ・ネコ | タチ | ネコ | もともとは同性愛者のコミュニティで使われてきた言葉。BLの感想で使う人もいる |
BLは創作のジャンルです。現実の人の関係を「攻め・受け」で当てはめる言い方は、相手を傷つけることがあるので、作品の話をするときの言葉として使うのが安心です。
「A×B」の読み方と左右
「A×B」は「AとBのカップル、Aが攻めでBが受け」という意味です。左に書かれたほうが攻め、右に書かれたほうが受けなので、攻め・受けを「左右」と呼びます。
- 左右固定:A×Bの役割が入れ替わらないこと。「A×B固定」とも言います。
- 逆CP(逆カプ):同じ2人で役割を入れ替えた組み合わせ(B×A)。
- 左右なし:どちらが攻めか受けかを決めない書き方。「A&B」「AとB」と表記されることがあります。
- リバ(リバーシブル):同じ2人のあいだで、攻めと受けの役割が入れ替わること。
「左右固定」か「リバ」かは、好みが大きく分かれる点です。感想を書くときや作品をすすめるときは、相手の好みを確かめると話がこじれにくくなります。
「攻め=強い人」ではない
攻め・受けは、性格の強さ・体格・年齢では決まりません。年下の攻め、押しの弱い攻め、気が強い受けも、BLではよく描かれます。たとえば「ヘタレ攻め」「健気攻め」「強気受け」のように、性格を表す言葉と組み合わせて使われます。
受けが物語の語り手(視点人物)になる作品が多いのも、BLの特徴です。
攻め・受けの種類(タイプ別の呼び方)
「スパダリ」「ヘタレ攻め」「健気攻め」「健気受け」「強気受け」など、タイプを表す言葉は数が多いため、BL用語一覧の「攻め・受けの種類」にまとめています。攻めの種類はこちら、受けの種類はこちらから読めます。
動画で見る|攻め・受けの基本を20秒で
この①の4語は、BLひろばのYouTubeでも短い動画にしています。読んだ意味が合っているか確かめたいときや、人に説明したいときにどうぞ。
- 「攻め」=強い人、ではありません(16秒)
- 「受け」ってどういう意味?(21秒)
- どっちが受けか決まっている、この状態は?(左右固定)(21秒)
- お互い好きなのに進まない、この状態は?(両片想い)(25秒)
よくある質問
Q. 攻めと受けはどうやって決まりますか?
A. 作品の中で、作者がどちらをリードする側に描いているかで決まります。商業作品では、紹介文やあらすじで「攻め×受け」の順に書かれていることが多いので、読む前に確かめられます。
Q. 左右とは何ですか?
A. 攻め・受けの言い換えです。カップリングを「A×B」と書くとき、左が攻め、右が受けになることから「左右」と呼びます。
Q. トップ・ボトムと攻め・受けは同じ意味ですか?
A. 役割としては同じです。トップが攻め、ボトムが受けにあたり、英語圏のファンや海外作品の紹介でよく使われます。
Q. リバとは何ですか?
A. 同じ2人のあいだで、攻めと受けの役割が入れ替わることです。好みが分かれるため、「リバあり」「リバなし」を気にする読者もいます。



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